コラーゲン・トリペプチドの特徴/吸収性

血中動態(in vivo)

CTPをラットに経口投与し、血中に現れるトリペプチド・ジペプチドを解析しました。さらに、腹腔内投与でも同様に実施し、消化管を介さない経路で取り込ませた場合に吸収や代謝に違いが生じるかを検証しました。

トリペプチドを経口投与した後の血中動態(ラット試験)

■方法

9週齢のWistar系ラットに、生理食塩水に溶解したCTPを経口投与(p.o.)あるいは腹腔内投与(i.p.)(投与量:125mg/kg体重)した後、尾静脈より経時的に採血しました。これを遠心分離して血漿を得、除タンパク処理をした後、LC-MS/MS分析に供しました。CTP含有コラーゲンの主成分であるGly-Pro-Hyp、Gly-Pro-Ala、Gly-Ala-Hyp、ならびに代謝物として発生が予測されたPro-Hyp、Pro-Ala、Gly-Pro、Ala-Hypの計7成分を測定しました。

■結果

p.o.、i.p.のいずれの投与経路でも、CTP含有コラーゲンに含まれる主なトリペプチド 3成分(Gly-Pro-Hyp、Gly-Pro-Ala、Gly-Ala-Hyp)が血漿中に移行することを確認しました。3成分ともp.o. とi.p.の増減パターンが似ており、Tmax、Cmax、AUCにも差がありませんでした。

さらに、代謝物として発生が予測されたジペプチド4成分(Pro-Hyp、Pro-Ala、Gly-Pro、Ala-Hyp)についてもp.o.とi.p.の両方で血漿中に現れることを確認しました。Gly-Proのみ、i.p.のほうがTmaxが早かったのですが、Cmax、AUCはp.o.とi.p.で差がありませんでした。他のジペプチド3成分は、Tmax、Cmax、AUCのいずれもp.o.とi.p.で差がありませんでした。

以上の結果から、いずれの投与でもCTP含有コラーゲンの機能性成分であるトリペプチド/ジペプチドを血中に吸収できることが明らかとなりました。

■血中トリペプチド3成分(経口投与)

■血中ジペプチド4成分(経口投与)