フラクショナルレーザー治療後の肌状態の早期回復(ヒト試験)
CTP含有コラーゲンの経口摂取によるフラクショナルレーザー治療後の肌状態の回復に対する効果を確認するために、被験者8名による4週間(治療前後2週間)のヒト試験を行いました。
フラクショナルレーザー治療後の肌状態の早期回復試験
■方法
フラクショナルレーザー治療予定の被験者8名(韓国女性、34~44歳、mean±SD age 37.25±3.15)を対象とした。コントロール群4名、CTP含有コラーゲン摂取群4名とし、摂取群は、治療の前後2週間にわたり一日3gのCTP含有コラーゲンを摂取してもらいました。治療前、摂取0日目、3日目、7日目、14日目に、紅斑、角質水分量、肌弾力、経表皮水分蒸散量について評価しました。
■結果
1.紅斑
摂取群では、コントロール群と比べてレーザー処置後の紅斑が早く消失しました (Day 3:p<0.05)。
2.角質水分量
摂取群ではコントロール群と比べてフラクショナルレーザ治療後の肌水分の回復が早いことが分かりました(Day 3:p<0.05)。
3.弾力性
摂取群では、コントロール群と比べて治療後の肌のハリが有意に改善しました(Day 14:p<0.05)。
■まとめ・考察
CTP含有コラーゲンの経口摂取が、フラクショナルレーザ治療後の肌の回復や皮膚傷の治療に有効に働くことが分かりました。
引用: | Choi et al. (2014) Effect of high advanced‐collagen tripeptide on wound healing and skin recovery after fractional photothermolysis treatment. Clin. Exp. Dermatology 39.8, 874-880. |